わんだふるぷりきゅあ！第４３話の感想：いろいろな内容をきれいにまとめられていた回

わんぷり第４３話は「つむがれる思い」。手編みマフラーの話から、まゆの成長の総まとめや、ガオウの過去や心の中まで迫る回でした。

この回において誰か登場人物が新たなことを学んで成長するという回ではありませんでしたが、今までのまゆの成長を改めて振り返る良い回になっていました。

まずみんなと仲良くなったということを改めて示し、一人で敵と対峙しても勇気を持って立ち向かうことができるということ。さらにまゆが能動的に行動する（編み物を教える）ことでそれぞれの関係を紡いでいったあと、さらにザクロやガオウとも仲良くなれるかもしれない、と今後に向かう表現。そしてストーリーを進める意味でのガオウの過去を日誌から読み取るところ。

いろいろな内容をすごく自然に、一体感を持って並行して進められていたなと感じました。すごいと思います。

その他

• 中盤でザクロとわかり合えそうになりつつ、でもまだ最終回じゃないし、戦闘も入れないといけないし、という制約がある中ですごく自然に決裂までを描けていたと思います。
• 笑える表現が随所に入れられていましたね。ちゃんと面白くて結構好きでした。
• メエメエが身ぐるみ剥がされるかと思いましたが違いました。ちょっと期待してしまいました。

脚本：千葉美鈴

演出：土田 豊

作画監督：爲我井克美、沼田 広

美術：鈴木祥太